【実績も公開】海外MBA留学に必要な費用はどのくらい??(留学準備編)

MBAとは&受験対策

海外でMBAの学位を取ることを考えた時に、一番の懸念材料となるのは、「お金」ではないかと思います。

海外MBA留学の価値を「費用対効果」で考える際、「効果」の部分は定性的な面も多く測定は難しいですが、「費用面」に関しては、留学準備を始める前からある程度の目途を立てることが可能です。

海外MBA留学に必要な費用は、「留学準備」と「入学から卒業まで」の2つに大別することができます。

この記事をご覧いただければ、海外MBAにかかる費用のうち、「留学準備」に関わる費用の見積もり方について、アメリカの2年生MBAに入学した私の留学費用実績をベースに解説したいと思います。

お恥ずかしい話、私の場合は当初想定していたよりも費用がかさんでしまい、お金の追加の工面に苦労しました。

留学で何にどのくらいのお金がかかるのか、明確にイメージできていなかったためです。

金銭面で失敗しないためにも、留学を決意する前に留学費用をしっかり押さえておきましょう!

「海外MBA留学に必要な費用はどのくらい??(入学から卒業まで編)」についても、鋭意執筆中です。

出来上がり次第アップいたしますので、しばしお待ちください。

海外MBA留学に必要な費用はどのくらい??(留学準備編)

留学準備にかかる費用とは、ここでは「大学から合格通知を貰った上で、入学する学校を決定するまで」にかかる費用としたいと思います。

入学手続きに入ってから、卒業するまでにかかる費用は、「入学から卒業まで編」にて解説いたします。

私のアメリカMBA留学にかかった費用を公開します(留学準備編)

海外MBAに入学するまでに支払った費用は、こちら!!

項目 費用 備考
①参考書購入費 5万円 TOEFL用、GMAT用参考書が大半
②予備校費用計 188万円 A)+B)+C)
 A)TOEFL向け  79万円 某予備校の対策パッケージ+個別面談
 B)GMAT向け  41万円 某予備校の対策パッケージ+個別面談
 C)出願対策用  68万円 出願向けカウンセリング、エッセイ執筆アドバイス、ネイティブスピーカーとの面接対策練習
③テスト受験料 83万円 TOEFLに20回以上挑戦したので、この費用です…
④出願料 5万円 1校大体1万円弱×5校に出願
⑤キャンパスビジット 49万円 アメリカの大学4校に2週間程度かけてビジット
合計(①~⑤) 330万円

全部で、ざっと330万円です。実費を1万円以下切り上げで集計してみました。

パッとご覧になって頂いてお分かりかと思いますが、予備校費用とテスト受験料がその大半を占めます。

つまり、予備校のクオリティ、ご自身の英語力と目標大学が求める英語力の差異によって必要金額が大きく変わってきます。

それでは、各項目(①~⑤)について詳しく説明していきます。

①参考書購入費

前提として、本当に私は英語に苦しみました。

元々、海外在住経験も無ければ英語を使ったビジネスの経験もありませんでした。

TOEICなら800点程度が取れるくらい。

少しでも早くTOEFLの点数を上げたくて、様々な参考書を読み漁りました。

GMATに関しても同様です。

公式問題集を解き終えてしまった後は、模擬試験問題を海外から取り寄せて練習に使っています。

②予備校費用

受験開始当初から、私には独学は難しいだろうと踏んで、予備校に通いました。

某有名予備校にてTOEFL/GMAT/出願対策をトータルでカバーしてくれる講座を紹介いただき、それを受講しました。

TOEFL/GMATについては、講座の受講だけでは目標点数に届かなかったため、追加課金をして個別カウンセリングを複数回受けています。

出願対策については、予備校費用に加えて、インタビュー対策プログラムにてネイティブスピーカーを相手に面接模擬練習を10回程度行った費用と、当時の会社の上司からの推薦書(計2通)を英訳してもらう(英語が書けない方だったので)のに翻訳サービスを利用した際の費用が加算されています。

ご自身の英語力がすでに十分なレベルに達している場合は、予備校でのTOEFL対策は不要でしょう。

TOEFLは独学で、GMATだけ予備校にて対策する、という方もよく見かけました。

TOEFL/GMATに関しては、受講料に予備校間での差はさほど大きくないように思います。

予備校間の差というよりは、個人の英語力に応じて必要金額が変わってくるとお考え下さい。

一方で、出願対策用の予備校には、カウンセリング料に大きな開きがあるようです。

エッセイ執筆方針のアドバイスや執筆したエッセイの添削に留まる予備校もあれば、合格可能性の高い学校のリストアップやエッセイの代筆までやってくれるカウンセラーも居るようです(それが良いかどうかは別の話として…)。

「○○大学合格のためのエッセイ執筆や面接戦略」に特化したカウンセラーもいて、対応が手厚くなるほどにカウンセリング料が跳ね上がります。

総費用が大きくぶれる要素の1つですので、予備校やカウンセラーを利用するかどうか、更にはどの予備校やカウンセラーを頼るかどうか、早い段階からお考えいただくのが「費用管理」の面ではよさそうです。

③テスト受験料

②予備校費用と同様に、ご自身の英語力に応じて必要金額が大きく異なってきます。

私にとっては、想定外の大きな出費となりました…。

海外MBA受験に当たっては、TOEFL/IELTSのどちらか、GMAT/GREのどちらかの受験を求められることが一般的ですが、どのテストも1回大体250米ドル(日本円にすると3万円弱)の受験費用が必要です。

テストを1回だけ受けて終了、となる方は、そもそもこのブログをご覧になるような方ではないと思いますので(笑)、複数回の受験を覚悟された方が良いと思います。

私の場合は、TOEFLを20回以上、GMATを5回、IELTSを3回、GREを3回(!!!)受けましたので、合計金額は凄いことになっています。

ただ、MBA受験というのは怖いもので、出願〆切が近付いて切羽詰まってくると、「点数が出てくれるなら3万円くらい安いもんだ!」と思うようになってしまうんですよね。。。

④出願料

大学に出願書類を提出する際に、支払いを求められます。

出願料は大学によって変わりますが、1校につき大体1万円とお考えいただければ良いと思います。

⑤キャンパスビジット

コロナ禍では難しくなりましたが、現地を見てから入学先を決めたいとお考えなら、キャンパスビジット費用も織り込んでおいた方が良いです。

私の場合は、「現地に乗り込めば、インビテーションを貰ってなくても面接してくれる」とのアドバイスを受けて、アメリカ国内の出願校巡りを2週間程度かけて行いました。

費用は、航空券代やホテル代です。

直前に慌てて予約して行ったので、単価は相当高めでした…。

まとめ:海外MBA留学に必要な費用はどのくらい??(留学準備編)

「留学始まる前なのに、こんなにお金かかるのかよ…」と面食らったかもしれませんね。

学費等については、奨学金制度を利用する等、負担を軽くする術がありますが、留学準備に関しては、自腹を切る以外になかなか援助を受ける術がないのが現状でしょう。

本記事を参考にしながら、「入学してから卒業まで」の留学費用と併せて、MBAへの挑戦のご自身にとっての費用対効果をご検討してみてはいかがでしょうか。

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