【社会人】MBA受験で学んだ 限られた時間で効率的に勉強するコツ

社会人勉強のコツ

本記事では、私が海外MBA受験を通して学んだ、「限られた時間で効率的に勉強するコツ」についてご紹介したいと思います。

先に結論を書くと、私の考える効率的な勉強のコツは、以下の通りです。

  • 心を落ち着かせてから勉強を始める
  • 運動する習慣をつくる
  • 良く寝る

海外MBA受験において、何が一番大変だったかと聞かれれば、それは「英語の勉強」です。

すでに十分な英語力を獲得している方が受験に挑む場合には関係のない話ですが、海外在住経験も勤務経験も無い私が、海外MBA留学に耐え得るだけの英語力を獲得するのは、相当の学習時間を必要としました。

そして、やっとこさ海外MBA留学を実現した訳ですが、それに要した英語学習の非効率さには自信を持っています(笑)。

TOEFLのスコア獲得を例にとれば、

合計2000時間もの時間を費やして勉強したにもかかわらず、100点という目標最低ラインにも届きませんでした。

一般的な学習時間は300-800時間との事ですので、私の勉強がいかに非効率であったかは一目瞭然かと…

後から振り返ると、勉強方法そのもの(どんな教材を使ってどのように勉強するか等)にかなりの問題があったと感じており、深く反省していますが、その他にも「こうすればもっと効果的に英語力を上げられたんじゃないか」と考えるポイントがありますので、本記事にて解説を加えていこうと思います。

本記事の内容は、MBA受験を志す方にはもちろん、忙しい日常の合間を縫って学習時間を確保しようとしている方にも役に立つものだと思います。 

①心を落ち着かせてから勉強を始める

1日の中で勉強に費やせる時間に限界がある場合、学習を少しでも前に進めたいと思うのであれば、1時間あたりの学習量を上げる(勉強の質を高める)ことを考えるのが自然でしょう。

勉強の質を高めるためには、集中力を高めることが重要であることも、異論はないと思います。

私の提案は、限られた時間の中で最大限の集中を発揮するために、勉強前にしっかりと心を落ち着かせることです。

現代社会は雑念だらけ

限られた時間の中で勉強する必要がある方々は当然、仕事や家事など他にやらなければならないことを多く抱えています。

そんな方々にとっては、「いかに素早く、頭を他のことから切り離し、勉強に集中できるか」が勉強の質を高めるポイントです。

せっかく教科書を開いて勉強を始めたとしても、「明日の会議はどんな感じで進めようかな?」と勉強に関係のないことがらが頭をよぎった瞬間、勉強への集中は失われてしまいます。

勉強そのものが集中力欠落の原因となってしまう場合も

私はMBA受験時、英語を勉強している間もテストの点数のことばかり考えていました。

「先週受けたテストの結果はどうだろうか?80点に届いているといいな…」

「前回のテストの結果は94点だった。テストを受けられる回数は残りあと5回。今の勉強法で果たして私は目標の点数に届くんだろうか?」

このような雑念が常に頭の中をグルグル回っている感じです。

雑念を消し去るには、他のことに集中する

私は、これらの雑念を消し去り、クリアな頭で勉強机に向かうために、”瞑想”を始めました。

勉強時間の最初の5分から15分を、瞑想の時間に充てます。

瞑想のやり方は、あぐらをかいて体の前に手を組んで呼吸に集中する方法や、ゆっくりと歩きながら足裏の感覚に意識を集中させる”歩行瞑想”などがありますが、ご自身に合ったやり方で良いと思います。

目をつぶって意識を呼吸や足の裏に集中させていくと、心の中から雑念がたくさん湧いてきます。

呼吸を数えていたはずなのに、いつの間にか今日の晩御飯のことを妄想し始めていたり、会社で上司から言われた一言が気にかかったり、、、、頭が注意散漫な状態になっていることが感じ取れると思います。

雑念が湧き出るたび、何度も集中を引き戻していくうち、だんだんと雑念が出てこなくなってきます。

心の落ち着きを感じたら、瞑想を終了して勉強に向かいます。

今回は、一例として瞑想をご紹介いたしましたが、雑念を消し去る方法は何でも良いと思います。

気に入る方法を探してみてください。

②運動する習慣をつくる

学習効率を上げたければ運動の習慣をつくるべきです。

運動は健康に良いことは理解していても、勉強にも良い影響を与えることはあまり知られていない事実ではないでしょうか。

この事実をお伝えするために、一冊の書籍をご紹介いたします。

本書の要点を以下に記します。

運動を行うと、脳内でBDNFという物質が生成し、脳細胞を増やしたり、その機能を維持・成長させることができます。

さらには、運動により集中力が上がります。

短期的には、運動した後は血流が増加するため、脳に十分な酸素を供給することができ、運動により分泌されるドーパミンが集中力を高めます。

また、運動する習慣を長期間維持することで、前頭葉が鍛えられ、集中していられる時間が長くなっていきます。

 

このように、運動習慣は勉強効率向上に大きな影響を与えます。

私は、MBA受験対策を始めてから運動の時間をすべて勉強時間に充ててしまっていましたが、皆さんはぜひ勉強計画に合わせて運動習慣も取り入れてみてください。

③良く寝る

あえてここに書くまでもないくらい当たり前な内容なのですが、巷では「睡眠時間を3時間にまで削って勉強し、目標を達成した」みたいな武勇伝をよく耳にするので、解説を加えておきたいと思います。

勉強時間の捻出が難しい方々にとっては、睡眠時間の削減は選択肢のひとつとして語られがちなのですが、全くお勧めしません。

かくいう私も、睡眠時間を削って勉強しようと試みたことがありますが、明らかに集中力が落ちているのを感じてやめました。

睡眠時間が極端に短くても集中力を維持できるショートスリーパーと呼ばれる方々が、全人口のうちのごくわずかの割合で存在するそうですが、あなたがショートスリーパーでない限りは、睡眠不足は勉強効率を大幅に低下させます。

もしも勉強に取り組む期間が短いのであれば(例えば、1か月後の試験のために知識を詰め込む)、勉強の質を量でカバーするような戦法が有効な場合もあるかもしれません。

しかし、長期的な勉強の継続を前提とするのであれば、持続性のある勉強方法を模索すべきです。

まとめ

今回は、私の受験経験を基に、勉強効率を上げるヒントをお伝えさせていただきました。

皆さんの学習に少しでもお力になれば幸いです。

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