私は、現在アメリカの某大学MBAスクールに在籍し、ビジネスを勉強している学生ですが、留学前は、とある日経大手企業でサラリーマンしながら、日本国内最大級のMBAスクール、グロービス経営大学院の単科生として、同じくビジネスについて学んでいたことがあります。
今回は、実体験を元に、私がビジネスパーソンにグロービスMBAの受講をオススメする3つの理由について、解説したいと思います。
グロービズ(GLOBIS)経営大学院の”単科生制度”とは?
そもそもグロービスとは、東京に本社を持つ経営大学院で、社会人に経営を教える学校:いわゆるMBAスクールです。
グロービスに入学し、所定単位を取得すれば卒業、MBA(経営学修士)の学位が得られます。
学校といっても、99%の生徒が “はたらきながら” 学校に通っています。
また、単科生制度というのは、大学院に入学することなく、特定の授業をつまみ食いできる制度です。
(単科生が受講できる授業の種類および授業数には、制限があります。)
入学済みでMBAの取得を目指している生徒を「本科生」、入学せずにつまみ食いする生徒を「単科生」と呼びます。
“つまみ食い”といっても、講義の中では本科生と単科生は区別されることはなく、単科生ながら “本格的なMBAの授業が受けられる”のが特徴です。
私のグロービス受講歴と、受講を決意した理由
私は、 “単科生” として、以下の3つのクラスを受講しました。
- クリティカルシンキング
- マーケティングと経営戦略基礎
- アカウンティング
私が上記3科目(合計、9ヶ月間)を受講したのは、社会人4年目の頃でした。
私がグロービスの受講を考えた理由は、主に以下の通りです。
《社会人4年目の頃の私の悩み》
- 仕事を通じた “ビジネスパーソンとしての成長の鈍化” を感じ始めた
- 自身のキャリアに対する漠然とした不安
- 人付き合いが会社関係者に限られていることへの不安
ビジネスパーソンとしての能力を磨き、人脈を広げておいたほうが、今後の人生に何かしら良い影響があるんじゃないか?という少し漠然としたものでした。
グロービスは、無料体験授業を提供しているので、まずはその体験授業で雰囲気をつかみ、上の悩み解決に役立ちそうだということを確かめた上で、単科生制度に申し込みました。
グロービスの単科生制度について詳しく知りたい方は、こちらの公式HPをご覧ください。
オススメ理由① 本や動画からは得られない「深い学び」がある
グロービスで学ぶ内容は、本や動画からすべて知ることができます。
グロービス自身も、多くのビジネス関連書籍を出版していて、それらを読破すれば、MBAホルダーと同等の知識を得たことになるでしょう。
それでも私は、「受講すること」をオススメします。
何故なら、「わかる」と「できる」は決定的に違うからです。
グロービスの授業は、「予習」→「授業」→「復習」の3部構成で成り立っています。
学生は、予習にて基本的な知識を頭に入れ、予習課題を終わらせた状態で、1回3時間の授業に参加します(授業は、全部で6回)。
授業は、私たちが高校や大学で受けたような「講義」ではありません。
ケーススタディと呼ばれる、架空の(あるいは実在の)企業を題材にした物語をベースに、「もしあなたが担当マネージャーだったら?」「もしあなたが社長だったらどう決断するか?」のような質問に答えていきます。
つまり、授業中にあなたが「本当に知識を使えるか」が試されるのです。
授業の成績は、授業中の発言回数・発言の質(良いこと言ったかどうか)・レポートで判断されますので、生徒全員が競って発言します。
そこに、講師がズバズバ指摘を入れていきます。
「フレームワークが全然使えていない」「それで本当に利益は上がるかな?」「突飛なアイデアだけど、実現性あるの?」のような感じ。
的確な指摘には、「あぁ、その視点が欠けていたのか」と多くのことを気づかされます。
しっかり予習をして、「わかった」つもりになっていたことに反省させられます。
3時間のアツい講義の後、家に帰って復習をします。
授業から得た新しい視点を持って、自分の取り組んだ宿題やレポートを読み返し、「私のアイデアはこう直せばいい」のように振り返ります。
「わかる」を「できる」に変えていくのです。
オススメ理由② 他のビジネスパーソンとの “健全な” つながりができる
会社に入って以降、会社関係者としかコミュニケーションがなかった私にとっては、グロービスに通う他の会社の社員との繋がりができたことは、非常に有益でした。
グロービスからは、非常に強力な “仲間意識” を感じます。
まず、授業初日に教室に入ると、約30名ほどの生徒が違いに名刺交換を始めます(学校側より、名刺を50枚くらい持ってくるように促されます)。
授業の後には、懇親会が開かれ、自己紹介を含めた生徒同士または講師とのカジュアルな交流の場が設けられます。
さらに、3時間6回の授業では飽き足らず、生徒同士で勉強会を開催します。
こちらも、学校側がそう促すのですが、勉強会のための会議スペースが学校に多く用意されていて、生徒はそれらを自由に利用することができます。
世の中では、”意識高い系”と揶揄されそうなものですが、学校の中ではそれが”当たり前の文化”として成立しています。
これらの活動を通して、6回の授業が終わった頃には、切磋琢磨する仲間が出来上がっている、という訳です。
オススメ理由③ 自分の生き方や夢を考え直すきっかけを貰える
グロービスを通して出会った方々との関係から、自分の生き方を見つめ直す機会を多くいただきました。
私は、全3回のクラスを通して、私と似たような境遇(社会人4〜6年目でキャリアに迷っている)で悩んでいる人にたくさん会いました。
一人は、大好きなキャンプに対する思いから、某ブラック広告会社を退職し、アウトドア用品販売会社に転職しようとしていました。
一人は、一旦は一般企業に就職したが、本科生となってMBAを取った後、父の事業を継ぐために会社をやめる決意をしていました。
グロービスが、何かしら目指すものがあるビジネスパーソンが集まる場所となっていることから、そこで出会う方々から受ける刺激は、自分自身のキャリアを見つめ直すきっかけを与えてくれました。
きっかけを与えてくれるのは、クラスメイトだけではありません。
グロービスのコミュニティーに属していると、学校の卒業生やビジネス第一線で活躍する方のスピーチを聞く機会もあります。
私は、グロービス創業者の堀 義人さんのスピーチにて彼のハーバード大学での経験を聞き、アメリカへMBA留学することを決意しました。
(グロービスのような国内のMBAスクールではなく、アメリカのスクールを選択した理由は、後日別の記事にてまとめたいと思います。)
まとめ:まずは無料体験レッスンの受講|グロービス学び放題の視聴を
いかがでしょうか。
私のキャリアを大きく変えてくれたという点で、グロービスの受講は大きな経験でした。
MBAを取得しようと考えた場合、
海外で取得する場合は数千万円、国内での取得であっても数百万円の出費が必要です。
さらに、MBA取得には最短1年(通常なら2〜3年)の時間的投資も必要です。
それらと比較すれば、無料体験クラスもあり、授業のつまみ食いも可能なグロービスMBAは、「とりあえず、試しに」で始めやすい自己投資だと思います。やっぱり合わないなと思えば辞めれば良い訳ですから。
キャリアに漠然とした不安を抱えている方、何から始めていいか分からない方は、とりあえずグロービスの講義を体験してみることをオススメします。
グロービスMBAを真に体感するには、無料体験クラスを受講することをオススメしますが、校舎より遠方にお住まいの方にとっては難しいかもしれません。
そのような方は、オンラインでグロービスの講義を体験できる【グロービス学び放題】というサービスを活用することも可能です。
ビジネスに関わる情報を体系的に学ぶことができるよう、数多くの講義ビデオがポータルサイトにアップロードされています。
パソコンでもスマホでも閲覧は可能です。
1週間の期間限定で、無料で講義ビデオを確認することもできますので、グロービス受講をお考えの方や、MBA取得に興味のある方は、【グロービス学び放題】のサービスから覗いてみてはいかがでしょうか。
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